雪と地震と家の関係
そろそろ初雪シーズン
子どもの頃は初雪が待ち遠しかった…
フルタです
さて、先日SE構法の登録店勉強会に出席してきました。
今年からSE構法の家が北海道でも建てられるようになり、二回目の勉強会!
今回も全道各地から会員の方が集まっておりました。
もう何度も言っておりますが
「家が地震に対してどのくらいの強さまで耐えられるのか」
を明確にするのが構造計算です
胆振地震と同レベルの地震が起きても耐えられる家に住みたい
と言っていただけたら、耐えられる計算を行います。
もちろん、計算結果をわかりやすくお見せします。
そして、私たちの住む北海道で最も最悪なのが
冬の地震です。
動画にもあるように、雪の重さは1m積もると、1㎡当たり300kg。
相当な重さです。
それが、地震で揺られると…
重いものほど横に揺れる力が働くので…
家はどうなってしまうでしょうか…
さらに風が吹くと…
SE構法では最悪のケースを想定して構造計算を行います。
ちなみに、建築基準法では「風と地震は同時に起こるとは考えなくていい」という解釈です。
よく考えたら、震災時に自宅は危険で公共施設は安全って何故でしょうね?
想定される地震の1.5倍などを想定して作るからです
その想定は、当然「構造計算」なわけです。
自分の家だって、公共施設並みの耐震性能にすることも可能なんです。
なぜしないの?
って聞かれると
「よくわからないし、そもそも法律で求められていないから」が本当のところです。
戦後から高度成長期に入って、住宅の需要が少なかった時代では仕方のない側面もあるのかもしれませんが、現状家は余ってます。
そろそろ「勘と経験」に基づいた家づくりをやめるべきなんだと思います。