ちょっと真面目な話
全然体重落ちない・・・
フルタです。
さてさて、札幌市西区で屋根が崩壊したってニュースが巷をにぎわせております。
築45年の鉄筋コンクリート造ってことですが
当然メンテナンスしないとこうなりますよね・・・
ニュースを見ている限りでは、この賃貸物件が業者間取引だったかどうかはわかりません。
前の所有していた会社は宅地建物取引業者のようです。
現オーナーは「詐欺みたいなもんだ。問題ないって言うから購入したのに」
ってインタビューで言ってました。
この方が宅建業者でなければ引き渡しから最低でも2年間は瑕疵担保責任がありますから、守られます。
宅建業者であったならば、守られません。
宅建業法は基本的に、高額な取引となる「不動産取引」に関して、専門知識のある「宅建業者」から一般消費者を保護するためにあります。(ほかにもありますが)
なので、お互いに不動産業者として「プロ」であれば保護する必要もありませんから、適用されない部分もあります。
不動産のプロである不動産屋(宅建業者)であるにも関わらず
今回の事故は見抜けなかった・・・
何が言いたいのかというと
不動産のプロ=建築のプロじゃないんだね
ってことです。
何回も言ってますけど
不動産屋さんは不動産取引のプロ。
建設屋は建物のプロです。
この中古住宅は大丈夫ですか?
って不動産屋さんに聞いても・・・
ってことです。
先ほど、瑕疵担保保証が最低2年はあると書きました。(瑕疵とは欠陥とか過失という意味です)
民法では「瑕疵の発見から1年」となってます。でも、これだと何十年も住んでいて瑕疵があったとしても経年変化なのか瑕疵なのかわからないこともありますが、そう規定されてます。
でも、これではあまりにも期間が長くなるってことで、特約として
「引き渡し後2年以上」とすることができます。
2年未満の特約としても無効となり、民法上の規定になります。
言い換えると
中古住宅の購入を検討しているんですけど、この物件は大丈夫ですか?
「大丈夫ですよ!(2年間は)」
ってことです。
リノベーションをしてますので、オシャレで暖かくて、快適な住まいが新築よりもリーズナブルに手に入りますよ!
この物件なら基礎や柱・梁がしっかりしているので大丈夫です!(二年間は!)
しかも、暖かいの基準ってなんでしょう?
40年前の中古住宅、ちょっといじれば断熱・気密性能上がるのは当たり前。
問題は、現在の新築住宅のどのレベルと比較できるかではないでしょうか?
(30年前の)新築同様に暖かいですよ!では意味がないのです。
基礎・柱・梁などは主要構造部と呼ばれます。
よく聞く不動産屋の売り文句「昔は良い木材を使っていたから、むしろ安心なんですよ!」ってフレーズ。
根拠はどこにあるんでしょうか?
確かに、昔は木材が豊富にありましたから、幹の太い木から「節の少ない、木目がキレイな、大きな材料」を挽くことができました。
見た目の良い木です。
でも、だからって強度も強いってことになりますか?
確かに、すごく乾燥はしてるとは思いますが・・・
って聞いてみたいです。
木材はまあいいとしても、基礎はどうでしょうか?
ムズカシイことは省きますが、住宅の基礎は大体50~60年しか持たないと言われてます。
築40年の住宅であれば、10~20年くらいしか・・・
何年ローン組んで買うんでしょうか・・・
外壁などのメンテナンスは?
こんな風にリノベーションできますよ!
ってパースを書くのはソフトがうまく使えれば誰でもできます。
2年間不具合が表面に現れなければいいだけですから、施工も安くできます。
とは言っても
しっかりと新築住宅・中古住宅のメリット・デメリットを説明していただける不動産屋さんならいいと思います。
ちゃんと建物のプロでもあり、不動産取引のプロでもある方なら安心できます。
簡単に見抜く方法は「この建物の断熱ってどう施工されてるんですか?」って聞くだけです。
言葉だけではわかりにくいので、建物の断面を絵で描いて説明してくれればOKだと思います。
断熱材の種類と厚みを明記してもらって、後で図面と照らし合わせればいいんです。
断熱の他に外壁はこうなってて・・・
とか
屋根は・・・
とかの説明をしてもらえるようなら更にいいと思います。
別に不動産屋さんを悪く言うつもりもないですし、当社はしっかりやってますよ!っていうつもりもないです。
安心して快適な暮らしを送ってほしいんです。
建設業者になるのは簡単です。建設業許可がなくてもリフォーム工事なら500万円未満の工事はできます。
未経験者でもできるんです。
デザインの良いパースが描ける=お客さん受けする=売れる
って理由で多くの方がこの業界に参入してきてます。
空き家対策っていう大義名分もあります。
確かに、かっこ悪いデザインしかできなかったり、新築住宅にしか目を向けてこなかった我々工務店の問題です。
でもね、このままじゃどちらにとっても先がないと思うんです。
金額とデザインありきで空き家に人が入ったとしても、建物の根本的な原因は取り除かれていない(わからない)わけですから、冒頭のような建物の崩壊が起こる。
不動産屋・建設業者への不信感つのる。
仕事としての魅力がなくなると、作り手である職人も減ります
もういっそのこと、3Dプリンタで作っちゃえばってなる
どうしよ・・・
そうならないために・・・
フルタです。
さてさて、札幌市西区で屋根が崩壊したってニュースが巷をにぎわせております。
築45年の鉄筋コンクリート造ってことですが
当然メンテナンスしないとこうなりますよね・・・
ニュースを見ている限りでは、この賃貸物件が業者間取引だったかどうかはわかりません。
前の所有していた会社は宅地建物取引業者のようです。
現オーナーは「詐欺みたいなもんだ。問題ないって言うから購入したのに」
ってインタビューで言ってました。
この方が宅建業者でなければ引き渡しから最低でも2年間は瑕疵担保責任がありますから、守られます。
宅建業者であったならば、守られません。
宅建業法は基本的に、高額な取引となる「不動産取引」に関して、専門知識のある「宅建業者」から一般消費者を保護するためにあります。(ほかにもありますが)
なので、お互いに不動産業者として「プロ」であれば保護する必要もありませんから、適用されない部分もあります。
不動産のプロである不動産屋(宅建業者)であるにも関わらず
今回の事故は見抜けなかった・・・
何が言いたいのかというと
不動産のプロ=建築のプロじゃないんだね
ってことです。
何回も言ってますけど
不動産屋さんは不動産取引のプロ。
建設屋は建物のプロです。
この中古住宅は大丈夫ですか?
って不動産屋さんに聞いても・・・
ってことです。
先ほど、瑕疵担保保証が最低2年はあると書きました。(瑕疵とは欠陥とか過失という意味です)
民法では「瑕疵の発見から1年」となってます。でも、これだと何十年も住んでいて瑕疵があったとしても経年変化なのか瑕疵なのかわからないこともありますが、そう規定されてます。
でも、これではあまりにも期間が長くなるってことで、特約として
「引き渡し後2年以上」とすることができます。
2年未満の特約としても無効となり、民法上の規定になります。
言い換えると
中古住宅の購入を検討しているんですけど、この物件は大丈夫ですか?
「大丈夫ですよ!(2年間は)」
ってことです。
リノベーションをしてますので、オシャレで暖かくて、快適な住まいが新築よりもリーズナブルに手に入りますよ!
この物件なら基礎や柱・梁がしっかりしているので大丈夫です!(二年間は!)
しかも、暖かいの基準ってなんでしょう?
40年前の中古住宅、ちょっといじれば断熱・気密性能上がるのは当たり前。
問題は、現在の新築住宅のどのレベルと比較できるかではないでしょうか?
(30年前の)新築同様に暖かいですよ!では意味がないのです。
基礎・柱・梁などは主要構造部と呼ばれます。
よく聞く不動産屋の売り文句「昔は良い木材を使っていたから、むしろ安心なんですよ!」ってフレーズ。
根拠はどこにあるんでしょうか?
確かに、昔は木材が豊富にありましたから、幹の太い木から「節の少ない、木目がキレイな、大きな材料」を挽くことができました。
見た目の良い木です。
でも、だからって強度も強いってことになりますか?
確かに、すごく乾燥はしてるとは思いますが・・・
って聞いてみたいです。
木材はまあいいとしても、基礎はどうでしょうか?
ムズカシイことは省きますが、住宅の基礎は大体50~60年しか持たないと言われてます。
築40年の住宅であれば、10~20年くらいしか・・・
何年ローン組んで買うんでしょうか・・・
外壁などのメンテナンスは?
こんな風にリノベーションできますよ!
ってパースを書くのはソフトがうまく使えれば誰でもできます。
2年間不具合が表面に現れなければいいだけですから、施工も安くできます。
とは言っても
しっかりと新築住宅・中古住宅のメリット・デメリットを説明していただける不動産屋さんならいいと思います。
ちゃんと建物のプロでもあり、不動産取引のプロでもある方なら安心できます。
簡単に見抜く方法は「この建物の断熱ってどう施工されてるんですか?」って聞くだけです。
言葉だけではわかりにくいので、建物の断面を絵で描いて説明してくれればOKだと思います。
断熱材の種類と厚みを明記してもらって、後で図面と照らし合わせればいいんです。
断熱の他に外壁はこうなってて・・・
とか
屋根は・・・
とかの説明をしてもらえるようなら更にいいと思います。
別に不動産屋さんを悪く言うつもりもないですし、当社はしっかりやってますよ!っていうつもりもないです。
安心して快適な暮らしを送ってほしいんです。
建設業者になるのは簡単です。建設業許可がなくてもリフォーム工事なら500万円未満の工事はできます。
未経験者でもできるんです。
デザインの良いパースが描ける=お客さん受けする=売れる
って理由で多くの方がこの業界に参入してきてます。
空き家対策っていう大義名分もあります。
確かに、かっこ悪いデザインしかできなかったり、新築住宅にしか目を向けてこなかった我々工務店の問題です。
でもね、このままじゃどちらにとっても先がないと思うんです。
金額とデザインありきで空き家に人が入ったとしても、建物の根本的な原因は取り除かれていない(わからない)わけですから、冒頭のような建物の崩壊が起こる。
不動産屋・建設業者への不信感つのる。
仕事としての魅力がなくなると、作り手である職人も減ります
もういっそのこと、3Dプリンタで作っちゃえばってなる
どうしよ・・・
そうならないために・・・